現場から:生活保護 /神奈川

 世界不況の影響で多くの派遣労働者らが職と住居を失った08年の暮れ。当時勤務していた福岡市で、同い年の男性を取材した。
「派遣切り」で社員寮も追われたが、以前に実家から勘当されており、似た境遇の友人以外に寄る辺がない状態だった
▼私は、生活保護などを申請し、早く定住するよう勧めた。しかし、必要書類の不備などがあったためうまくいかない。その後も職も定住先も見つからず、やがて彼の携帯電話は不通になった
▼今振り返ると、彼は気弱で不器用だった。公的機関の窓口に相談に行っても、担当者から少し問題点を指摘されるとすぐに諦め、引き下がってしまっていた。「セーフティーネット」が万能ではないことを思い知らされた
▼人気タレントの母親が生活保護費を受けていたことが発覚した。

支給の厳格化を求める声が高まっている。不正は厳しく取り締まるべきだが、

支援を必要としている人が申請する際のハードルが上がらないことを切に願う。【斎藤良太】

引用:毎日新聞 2012年06月14日 地方版


豊中市障がい者市民の会

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